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2021.11.25

矯正と保定について

こんにちは姫路スマイルデンタルオフィスの院長松島です。

今日は以下のテーマについてお話します。

矯正後の保定について

歯列矯正を行って、歯が動くとその後必ず戻ろうとする動きがあり、それを『後戻り』というのですが、それを防ぐための保定というものが必ず必要になります。

今日はそこについてお話していこうと思います。

目次

  • 後戻りについて
  • 保定とは
  • 保定はいつまですればいいか?
  • 保定の種類について

・後戻りについて

まず保定をする理由の後戻りについてお話していこうと思います。

歯というのは骨に埋まっているのですが、それをワイヤーだったりマウスピースによって力をかけていくと、少しずつ歯の位置というのが変わってきます。

この原理を利用して歯列矯正というのは行っていくのですが、この時 動いた方向とは逆に歯を引っ張る力が生じます。そのため歯を動かした後、そのまま放置していると元あったところに歯が少しずつ戻っていきます。

これを後戻りといいます。

特にこの現象は歯を動かした後、歯を支える骨のリモデリングが終わる6カ月間はすごく強く生じて、その後少しずつ弱くなっていきます。

一般的に矯正の世界では歯を動かした後、それに使った時間と同じだけ保定した方が良いといいますが、やはり歯の移動が大きければ大きいほど後戻りは生じやすくなります。

矯正期間は比較的色んな制約があり、どうしても終わったと同時に開放されて、後戻りに対する対策をしなくなる人も結構いますが、これは矯正していたことを無意味にするくらいに危険で非常にもったいない行為なので、絶対にしないで欲しいなと思います。

・保定とは

では後戻りをしないようにどうしたらいいかというと、その解決策が『保定』という処置です。

これは何かというと、簡単に言えば後戻りしようとする歯を動かないように固定してやることです。後ほど種類を説明しますが、矯正後に様々な方法で歯の動きを防ぐ装置を入れておくことです。

先ほどお話したように歯を動かした期間と同じくらい保定装置をつけた方が良いといわれていますが、多くのクリニックで採用されている考え方としては。

半年間しっかり保定して、その後は寝る時だけ保定する

こういう方法を取ることが多いです。

矯正後半年間は矯正治療中と同じくらい、24時間に近い時間保定を行ってもらい、それ以降は寝るときに装置を付けていただく方法です。

これをするだけでかなり後戻りしにくくなります。

・保定はいつまで行えばいいか?

よく患者さんから『いつまで寝るときの保定をしていたら良いですか?』と聞かれますが、これに対する答えは『可能な限り長く』という風になります。

こう聞くと絶望的な気分になるかもしれませんし、モチベーションが下がる方もいるかもしれません。

ただ当然これは安全策です。

せっかく数十万円かけてそして長い期間をかけて行った矯正治療をしたのに、数年後にまた歯列が乱れてきたら辛くないですか?

数年間保定を続けたらかなり歯は後戻りしにくくなるので、大きな問題はないですが、やはり保定をしないままでいると数十年かけてまた歯は少しずつねじれてしまったりします。

完璧に並んでいた歯列が少しずつ崩れていくと、やはりかなり気になるものです。

保定装置を付ける行為自体はそこまで費用も掛かりませんし、慣れてくるとそんなに負担もなくなりますが、それを嫌って保定をしないで歯列が乱れてしまうと、再度矯正をし直さないといけなくなります

そうなってくると、また矯正の費用が大きくかかったり、期間を使わないといけなくなるので、矯正終了直後は当然ですが、ぜひ可能な限り長く保定装置を使用していただけるようにお願いいたします。

・保定の種類

では最後に保定装置の種類を紹介します。

1.ワイヤー固定
2.マウスピース型
3.床タイプ

今回はよく使用するものだけをピックアップしました。

1.ワイヤー固定

は比較的メジャーな方法だと思います。
上下の前歯の裏に細いワイヤーを付けてそれをボンドで固定します。

これの良いところは違和感の少なさと管理が必要ないことです。

けっこう子供時代に矯正が終わって大人になっても付けている人が多い一般的な保定装置です。

欠点としては
・歯の間にフロスを通せないので虫歯のリスクがあること
・気づかないうちにボンドが取れて、1本だけ歯がねじれてきたというような状況が起こる。

こういう方法になります。

2.マウスピース型

続いてがマウスピース型の保定装置
マウスピース矯正をされていた方はそれの延長上で行えるので、良く使います。

〇良い点
・つけているのに気づかれない
・自分で外すことができる
・歯の清掃性が悪くならない

×欠点
・食事の際に外さないといけない
・定期的な交換が必要

欠点になりそうなところはマウスピース矯正をされている人ならもう慣れていると思うので、そこの部分を考えるとこの保定方法が第一選択になると思います。

3.床タイプ

おそらくこれはあまり見慣れていないと思いますが、入れ歯のような装置です。

ピンクのレジンが内側の歯を支えて、歯の表面をワイヤーが支えるような形になります。

〇良い点
・矯正後に少しずつ嚙み合わせを緊密にしていくことができる。
・保定しながらわずかに矯正力をかけられる

×悪い点
・ワイヤーが見えるので見た目が悪い
・異物感が大きい
・話づらい

以上のような保定装置があります。

当院では基本的にはマウスピースタイプの装置を第一選択にしています。
ただマウスピースタイプだと矯正が終わったということで、どれだけしつこく言っても付けなくなってしまう人もいて、そうすると後戻りしてしまうのでそこは注意しないといけません。

状況によって使い分けてきれいに並んだ歯をしっかりキープできるようにしていきましょう。

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