Blog

2022.01.27

保定装置に関するご案内

おはようございますヒメジスマイルデンタルオフィス 院長の松島弘晃です。

本日は以下のテーマについて

矯正後の保定装置に関するご案内

当院では半年前に開院しまして、少しずつ部分矯正の患者さんが終了に向かっていて、矯正後の保定装置に移行する人が多くなってきましたので、このタイミングで保定装置についてお話していきたいと思います。

【目次】

  • 保定とは?
  • 保定装置の使用方法
  • 保定装置の価格

保定とは?

まず保定装置や保定についてお話します。

歯というのは矯正を使えば元あった場所から別の場所に動かすこともできるのですが、動かすと必ず元あった場所に戻ろうとします。これはワイヤー/マウスピース 方法によらず必ず起こります。

その現象を後戻りというのですが、保定というのはこの後戻りを防ぐための処置のことを言います。

保定に関しては以前お話をしているので、詳しい所はその記事を参考にしていただけたらと思いますが、ひとまず今回は概念として矯正後に保定というものが必要ということを知っておいていただけたらと思います。

保定装置の使用方法

まず保定というのはどのように行うか?ということなのですが、ここでは当院での方法をお話します。

まず使用する保定装置はいくつかある中から基本的にはマウスピース型の保定装置を使用します。

マウスピース矯正をされた患者さんは矯正期間の間にマウスピースを装着することに慣れていらっしゃると思いますので、それと同じ感じで使用できる装置なのでオススメです。

使用方法としては基本的には『矯正期間と同じ』と思っていただいて大丈夫です

1日20時間程度装着する。これを矯正期間同様 ぜひ守っていただきたいです。
※チューイングシートは必要ありません

イメージでは歯の動かないマウスピースを矯正期間と同じように着け続けていただく感じです。

ただし、違うこともあります。
それは装置を付けていても歯が動かないので、付けておくモチベーションが下がるということです。

やはり矯正期間で歯が動き終わったというタイミングというのは、僕自身もそうなのですごく分かるのですが、絶対に皆さん油断します

ちょっとくらい良いだろうと思って、ご自身で勝手に装着時間を短くしたり、辞めたりされます。

気持ちは分かるので非難できませんが、でもそれをすると『驚くくらい歯はまた乱れます。』

恥ずかしながら僕は経験者なので、身をもって体感しています。

乱れるといっても少しずつなのでなかなか気づきにくいですが、気づくころには結構大きく歯の隙間ができてきたり、ねじれができて焦ると思います。

そうなった頃には再矯正が必要なので絶対にここで気を抜かないように気をください。

では『いつまでこれを続ければいいの?』という時期の問題ですが、

矯正後半年間は20時間の保定装置の装着

矯正後半年以降は就寝時(6-8時間)程度の保定装置の装着

これを頑張っていただきたいです。

矯正後半年間は骨の問題で特に後戻りが生じやすい時期ですので特に気を付けていただきたくて、それ以降に関してはだいぶ後戻りしにくくなりますが、半年後以降も唇や舌の圧力で少しずつ歯は乱れる可能性があります。

矯正医の目線で言えばなるべく長い期間保定を続ければ続けるだけ後戻りはしにくいですが、寝る時のマウスピースは可能な限り長年続けてもらえたらと思います。

よく矯正後の患者さんで『保定用のマウスピースが割れて、もうそろそろいいだろうともって放置していたら、10年程度かけてまた歯が乱れてきて気になる』という患者さんがいますが、そういう患者さんは安くても再度数十万円かけてまた矯正をされたりします。

当然年々歯の乱れは悪くなっていくので、それが必要ではなるのですが、保定装置の装着をしっかり続けていれば、本来その費用は必要なかったはずです。

保定装置の重要性 ぜひこれだけは知っておいていただきたいです。

・保定装置の価格

では最後に価格についてお話します。

まず簡単にまとめると、

  • 矯正後の保定装置1セット ¥0
  • 保定装置の作りなおし(模型がある場合):上もしくは下のみ ¥5,500/1枚
  • 保定装置の作りなおし(模型がない場合):上もしくは下のみ ¥11,000/1枚

という形になっています。

まず当院で矯正をされた方に対しては1セットのマウスピース型保定装置を無料でご提供させていただいております。そちらを治療の最終日に撮ったスキャンから製作いたしますのでお使いください。

それ以降で装置を作りなおす場合は費用がかかります。

矯正最後に作成した模型が残っていて・それを使用してマウスピースを作れる場合には1枚当たり¥5,500。模型を作りなおさないと歯の形状が合わない場合は、1枚当たり¥11,000という価格になっております。

矯正期間は次々とマウスピースを交換していくので、マウスピースを紛失したり着色しても問題なかったですが、保定装置はずっと同じものを使用していくので違います。

しっかり失くさないようにそして着色しないようにケアにはアライナー以上に気を使っていただけたらと思います。

今日は保定装置についてお話していきました。

歯を動かしている時間と同様に動いた歯を固定する期間は重要なのでぜひこの項目をよくご理解いただけますと幸いです。

では健やかにお過ごしください。
姫路スマイルデンタルオフィスでした。

カテゴリ
インビザライン

姫路スマイルデンタルオフィス HIMEJI SMILE DENTAL OFFICE

〒670-0927 兵庫県姫路市駅前町247 御幸苑ビル4F

〒670-0927
兵庫県姫路市駅前町247 御幸苑ビル4F
Tel:079-283-1116

  日・祝
10:00 - 13:00 × ×
15:00 - 19:00 × ×

▲日・祝のみ14:00~18:00になります。