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2021.08.12

矯正治療のデメリット

おはようございます。
姫路スマイルデンタルオフィスの院長松島です!

マウスピース矯正(インビザライン)オフィシャルコンテンツはこちらをどうぞ。

いつもは矯正治療のメリットをお話してきていますが、当然物事にはメリットもあればデメリットもありますので、そのあたりについてお話していきます。

矯正治療のデメリットについて

矯正のメリットについてはよくいろんな広告等で聞かれると思いますが、デメリットってあまり聞かないですよね。私が思うには以下のようなことがデメリットになると思います。

1.費用が掛かる
2.期間が長い
3.見た目が悪くなる
4.治療期間に痛みがある
5.期間中 虫歯になりやすい?
6.ほうれい線が気になる?
7.予定通りに治らない
8.ブラックトライアングル

だいたいこのような所でしょうか。
ひとつひとつ見ていきましょう。

1.治療費用がかかる

矯正治療のデメリットというと一番に上がるのが費用ですよね。大体のイメージで言うと矯正=100万円という感じがあると思います。一般的には矯正の基本料金が70万円程度で、診断料や調整料を払っていくと合計して100万円くらいになる歯科医院が多いんですね。

やっぱりこれだけの費用を捻出して治療していくとなるとちょっと気が遠くなりますよね。なかなかできる治療じゃないなという風に思われる方も多くなるかもしれません。

ただしこれは状況によって大きく変わります。

例えば、前歯だけの矯正をしようと思うと、ケースによって、そしてクリニックによっては30万円程度から行えるようなものも出てきています。そして、当院では期間限定にはなりますが、2021年の9月末までキャンペーン価格で治療が可能ですので、ざっくり全体のマウスピース矯正でも色々と込みで70万円程度で行っていただけたりもします。

ご自身がどのような矯正が必要なのかによって費用は全然違ってくるので、ぜひ一度矯正相談でお話を聞いてみてください。

また矯正治療というのはすごく期間の長い治療なので、その期間で分割して治療費用をお支払いいただくことも可能です。そうすると月々でいうと2万円弱という費用で治療を可能にできたりするので、その辺も含めて検討していただくほうが良いかなと思います。

2.期間が長い

続いては期間です。これに関しては確実に長いです。
だいたい矯正治療は全体のもので1年半から長い人だと3,4年というくらいまでかかってします方もいます。

歯の位置を動かしていくときに、あまりに一気に力をかけると、早く動くどころか、逆に骨が固まって動かなくなってしまうという研究があり、そのために矯正治療というのは少しずつ動かしていきます。歯を早く動かすための方法というのも色々と出ては来ていますが、やはり年単位で行っていく治療にはなります。

そのため期間がかかるからという理由で矯正を断念される人がいます。仕事上の都合というのもありますね。

でも個人的には治療期間が長いとはいえ、平均2年程度なので、残りの人生に占める時間で言うとすごく短いんじゃないかなと思います。将来の見た目の美しさや、コンプレックスの解消、歯を長く残していくための手段が2年程度で済むのは逆に短いかなとも思いますので、そういう長い目で見ていただけたらなと思います。

また例えばマウスピースの部分矯正であれば、かなり短く済む場合もあります。

この方は過去に私の方で治療させていただいた方ですが、3か月で治療が終わり、きれいな歯列になりました。

「思っているより早く終わる。」そういう風に言われる方もかなり多いので、期間が長くて諦めていたという人にも試してみてほしいなと思います。

3.矯正治療中見た目が悪い

これも嫌がられる方が多い部分ですよね。矯正をすると歯の前面にワイヤーを張るので、いかにも『矯正してます』というのが嫌で矯正できないという女性をよく見かけます。特に大人になってから治療を考える方はそのように言われる方が多いですね。

歯科医師の観点からすると、大人になってからも歯のことを真剣に考えて、魅力的な人だなという風に写りますが、やはりそういう意見は少数派なのかもしれません。

特に最近はマウスピース矯正というものが出てききてるので、可能ならワイヤーをつけずにしたいなという風に思われる方も多いと思うので、なおさら見た目に対するこだわりが大きくなっているんじゃないかと思います。

マウスピース矯正であれば、見た目にも影響がほとんどないので、特に仕事をされている大人の方の矯正に向いていいるという側面はあるかなと思っています。

4.治療期間に痛みがある

続いてが痛みの問題、矯正治療って痛いって言いますよね。とくに調整した直後というのはワイヤーの締め付けが強くなり、1週間程度痛みが強い時期になります。

マウスピース矯正であれば、動かす量がそれぞれの歯に対して最小限になるので、痛みは少ないと言われていますし、やはりほとんど問題ないという風に言ってくださる患者さんも多いですが、歯を力をかけて動かす以上は痛みはあります。

痛み自体をなくすことはできませんが、痛みを可能な限り少なく矯正治療をしたいという人にはマウスピース矯正は良い手段になるかもしれません。

5.治療期間中虫歯になりやすくなる

これも地味なんですが、矯正の重大なデメリットの一つです。

やはり矯正をしようとするときに、目指していく部分として、【歯磨きしやすい歯並び】というものがありますが、逆に矯正中は少なからず歯磨きしにくい環境になります。

今までの従来通りのワイヤー矯正であれば、ワイヤーを歯の前面に貼るので、その間を縫うように歯磨きしてもらわなければならず、人によっては何種類かの清掃器具を使用しながら、頑張って長時間かけて歯磨きしないといけませんでした。

歯を長持ちさせるために矯正治療をしているのに、その間に虫歯になって歯を失うリスク高めてしまうのであれば、何しているんだか分かりませんよね。矯正治療を受けられる際には、歯磨きやメンテナンスをしっかりして、虫にならないように気を付けてください!

ちなみにマウスピース矯正であれば、歯磨きの時にはマウスピース矯正を外せば普通通りに歯磨きできるので、こういったデメリットは生じにくくなってきます。虫歯リスクが高い方にはマウスピース矯正という手段も有効になるかもしれませんね。

6.ほうれい線が気になる?

私の妻に矯正治療を受けるようにオススメした時に、妻から『ほうれい線が深くならない?』と聞かれました。確かに矯正をした患者さんのブログや、Youtubeでの投稿でそういった思いもよらない見た目の不満があるみたいです。

もちろんこれに関しては 「矯正治療=ほうれい線が出る」ではなくて、元々出ていた歯をひっこめる治療をする患者さんが、今までは張っていた口元の皮膚が緩んでしまうということが発生してしまうことはあります。

これに対してはある種のトレードオフの関係で、口元が出ていることとほうれい線がでることのどちらが気になるかという部分にもなりますが、もちろん矯正治療後にほうれい線が出やすいくらい以上に口元をひっこめるわけではなく、適正な口元の張りを作った結果、今まで出なさ過ぎていたほうれい線が通常通り出てきたという感じかなと思うので、そこまで気にしなくてもいいのではないかなとも思います。

ただし、もちろんほうれい線というのは年齢を感じさせる要素ではあるので、その部分は予め知っておいていただいていたほうが良いかもしれません。

7.予定通り治らない?

これは矯正治療のデメリットというよりも、どんな治療に関しても起こりうることですが、特に矯正治療に関しては、せっかく時間も費用もかけたのに思ったように治らないというのが大きなトラブルになりやすい治療なのかなと思います。

特にこういう心配というのはマウスピース矯正を検討されている方に多い印象です。

というのもワイヤー矯正が当たり前で、マウスピース矯正は新しい流行りという風にとらえられている患者さんが多いように思うからです。

これに関してはもちろんそうなのですが、実際には少し違った要素もあります。

というのも矯正というのは従来から多くの場合、イメージよりも期間が延びることが多い治療です。先生によってはあえて、かなり長めに説明するという風に良く聞きます。ワイヤーであっても長くかかる場合はかかるし、妥協的な結果を生むことは多いです。

でもそれに対してマウスピース矯正というのはデジタル上のデータを使って診断・設計を行う治療です。そのため、歯の位置を0.1㎜単位で指定することができ、口の中に出ている歯の頭だけではなく、歯根の位置をシュミレーションして動かすこともできます。

もちろんCTのデータと照らし合わせたり、動かし方の工夫をしないといけませんが、ちゃんと理にかなった治療計画であれば、仕上がりのイメージから期間までかなり再現性が高まっています。しかもマウスピースの材質もどんどんよくなりそれに伴い、できることも多くなり、できないことも減ってきています。

これからデジタルの恩恵が様々な治療に組み込まれてくるのは間違いないですが、それの一番最初がこのマウスピース矯正ですので、その部分はご安心いただけたらと思います。

8.ブラックトライアングル

最後は具体的なデメリットで、これはがたつきの大きい歯並びの方をきれいに並べると生じやすいものになります。

ブラックトライアングルというのは直訳すると、黒い三角形です。

歯というのは元々、下の写真のように歯の間を歯肉が埋めてくれます。

しかし矯正で詰まっていた歯をきれいな歯列になるように広げてやると、その間に隙間ができて、奥の空間が見えて黒く見えるようになります。それをブラックトライアングルと言います。

極力色んな手段を使ってこのようにならないようにしますが、どうしても歯の重なりが大きい場合には生じやすいので、そういう患者さんには事前にお話ししたりします。

多くの場合、下の歯に出ることが多いですが、下の場合は唇に隠れてみてないことがほとんどです。ただ上に出る可能性がある人なら、笑ったときに唇がどこまで上がるのか、矯正中に改善が可能か?その辺を含めて治療方針を考えさせていただいています。

というわけで今回は矯正治療によって生じる可能性のあるデメリットについてお話ししました。

以上のようなことはそれぞれ人によって全然違ってくるところですが、やった後でこんなはずじゃなかったという風にならないためにも知っておいていただいていて、もしもこういった部分が自分にはどうなんだろうと気になれば、ぜひ直接資料を基にお話しさせていただきたいので、気軽にご相談ください。

では今日はこれで終わります。
健やかにお過ごしください。
姫路スマイルデンタルオフィスの松島弘晃でした。

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