2021.10.13

6歳児のお母さんに知っておいていただきたい矯正の知識 #1

こんにちは 姫路スマイルデンタルオフィス

院長の松島です

今日は以下のテーマでお話しします。

6歳児のお母さんに知っておいていただきたい矯正の知識

当院ではマウスピース矯正を中心に診療を行っているのですが、最近ではお子さんの矯正相談も増えてきました。

で、やっぱりお母さんたちとお話していると、自分のお子さんをなるべく悪い歯並びにしたくないという思いを強くお持ちだなと思いますので、それの手助けになるような情報をと思って今回記事にしてみました。

お子さんの歯並びにとって重要な習慣についてお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

6歳時点では悪い癖をなくすのが最重要

ではまず結論からいきましょう。

6歳の時点での歯並びは矯正開始するよりも、悪い癖を無くすことの方が重要になります。

歯並びがなぜ崩れるかを知っていただいた上で、それに対して、どうしたらいいのかということについて解説していきます。

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はい、ではやっていきましょう！

今日はお子さんの歯並びに関する内容です。

やっぱりお子さんの歯並びは親御さんは自分のことより気になるという方が多いのですが、特にお子さんが6歳くらいの時にはその傾向が強くなります。

子供の歯から大人の歯に生え変わりはじめの時期で、周りのお子さんとの生え方の比較なんかをしてすごく心配になる時期でもあると思います。

そこで、お子さんの歯並びに関する内容を記事にまとめていこうと思います。

何度かにわたり以下の内容についてお話していきます。

１．歯の生え変わりの時期と順序について

２．正常と異常について

３．この時期に絶対に避けてほしいこと

第一回である今回は１の子供の歯から大人の歯の生え変わりに関する全体像をつかんでいただけたらと思います。

・歯の生え変わりの時期と順序

まずは生え変わりについて知っておいていただきましょう。

いきなりですが、皆さんは大人の歯というのが何本あるかご存知でしょうか？

聞かれてみてドキッとしないですか？今まで患者さんに聞いてみて正しい答えが返ってきたことはほとんどありません。

意外と正確に把握されている方は少ないんですよね。

ちなみに正解は28本。親知らずまで入れると32本あります。

続いて子供の歯は何本あるかご存知でしょうか？

もしかしたらお母さんなら分かる方も多いかもしれません。これは20本あります。

実は大人の歯と子供の歯では本数が結構違うんですよね。

子供の歯は20本 大人の歯は28本

歯の種類っていうのは子供の歯が前歯から順にABCDEと名付けられた歯が5本×上下左右の4セットあって20本

大人の歯は前から順に1234567という名前のついた歯が7本それが上下左右4セットあって28本です。ちなみに親知らずは8番と言われたりします。

で、保護者の方は『子供の歯が生え変わって大人の歯になる』と思われていることも多いんですが、実はそれは半分正解で、半分不正解です。

子供の歯と交代で生える歯も多いんですが、実は純粋に子供の歯の奥に追加して生えてくる大人の歯もあるんですよね。

で生え変わりの順番というのは個人差があるんですが、ざっくりと法則があるので、今日はそこを知っていただけたらと思います。

歯が生え変わる順番と時期

順番で言うとまず子供の歯の20本が生えそろうのが3歳くらいです。

そこからお子さんが6歳まで成長してくると第一大臼歯と言われる大きな大人の歯が子供の歯の後ろから生えてきます。

この歯は6歳で生えてくることが多いので6歳臼歯と言われたりしますね。

その後7歳で今度は下の一番前の歯が生え変わって、8歳で上の前歯、そして、1年おきくらいにその横の歯が下・上の順番で生え変わって来て、最後に糸切り歯か、子供の歯の最も奥の歯が生え変わって、完全に大人の歯の歯列になります。

だいたい12歳くらいでこの状態になることが多いです。

その後更に奥から第二大臼歯という大きな奥歯が生えてきて、20歳くらいで親知らずが生えてくる。こういった感じになることが多いです。

あくまでこの時期というのは目安で、けっこう最近ではものすごく成長が早くてこの目安となる時期よりも1年以上早く生え変わっている子もいたりしますし、逆に遅い子もいます。

けっこう周りの子よりも自分のお子さんの生え変わりが遅くて悩まれている保護者の方もいますが、まずはこの目安を知っておいていただけたらと思います。

早く生え変わるのが良いとは限らない

で、こうやって生え変わりの目安をお話しすると決まって多くの保護者の方が、自分のお子さんが生え変わりが遅くて心配だと言われます。

でもそれは心配無用です。

というのも、『早く生え変わった方が成長が早くて良い』とおもわれるかもしれませんが、『早く歯が生えてくるということは、歯磨きが上手くできないうちに大人の歯が生えてしまう』ということです。

そうなると今後1生使っていかないといけない歯を虫歯にしてしまうリスクがあるということなので、早く生え変わるリスクをぜひ保護者の方はご理解ください。

この頃のお子さんはまだ歯の大切さに関して絶対に分からないと思うので、大人の歯が早くに生えた子の保護者の方は、なるべく仕上げ磨きをしてあげていただいて、絶対に虫歯にならないように気を付けてあげてください。

大人の歯は一生もの。保護者の方が守ってあげてください。

皆さんが思う以上に、生えたばかりの大人の歯というのはものすごく弱くて、すごく虫歯になりやすいんですよね。

しかも1番最初に生えたこの第一大臼歯という歯が数ある歯の中でも最も大きくて最も重要な歯と言われているので、この歯が序盤で虫歯になったり、その結果ダメになってしまったりすると、かなりお口の環境としてはハンデを背負った状態で生きていかないといけないようになるので、ここは特に気を付けていただきたいと思っています。

脅しのようで申し訳ないですが、これは本当に重要な歯なのでぜひ覚えておいていただけたらと思います。

ひとまず生え変わりの時期を知っていただいて、その時期に合わせて頑張って歯磨きをしてあげましょう。

子供の歯ももちろん虫歯にならないほうが良いですし、虫歯になってしまうと歯並びが悪くなるというのを今後の記事でまたお話ししようと思いますが、子供の歯は 最悪、生え変わってしまえばリセットできます。

でも大人の歯は一生生え変わることのない歯なので、絶対に保護者の方が守ってあげましょう。

これをしてあげることがまずは最も重要な歯並びを整える条件になってきますので、ぜひ覚えておいていただけたらと思います。

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ちょっと長くなりましたが、これがまず僕たちが皆さんに最も知っておいていただきたい内容です。

次の記事ではお子さんの歯並びの正常と異常についてお話していこうと思いますので、その記事も楽しみにしていていただけたらと思います。

では今日はこれで終わります。

健やかにお過ごしください。

姫路スマイルデンタルオフィスでした。

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