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2021.09.24

マウスピースの着脱とチューイングシートについて

こんにちは
姫路スマイルデンタルオフィス院長の松島です。

マウスピース矯正(インビザライン)オフィシャルコンテンツはこちらをどうぞ。

皆さんはチューイングシートというものについてご存知でしょうか?

チューイングシートというのは、矯正用のマウスピースの装着時にマウスピースの上から噛んでもらって、マウスピースを歯にしっかりと密着させるためのゴムです。

インビザラインの成功のカギはアライナーの装着時間と同様に、チューイングシートをしっかり噛むことが握っていると言っても過言ではありません。

これをしっかりしないと治療がうまく行かなかったり、長引いたりするので良く知っておいてください。

今日の目次

1.なぜチューイングシートが必要か

2.使わなかったらどうなるか

3.どうやって使えばいいか

1.なぜチューイングシートが必要か?

まずなぜこのようなものが必要かです。

これは一言で言うと
マウスピースと歯をしっかりと密着させるため』です。

マウスピースは見た目上ぴったりに見えますが、歯との間にスペースがあります。

スペースが空いたままではマウスピースが機能しきれず、計画通りに歯を動かしてくれません。

チューイングシートで上から圧力をかけて歯に力を伝えて歯を動かします

またマウスピースを上下の歯につけると、奥歯は強く当たるけど、前歯はあまり当たらなくなります。

そのため特に前歯はチューイングシートでよく圧をかけてあげないと、マウスピースと歯の間にスペースが出来やすいです。

奥歯での使用も重要ですが、特に前歯において使用していただく必要があります。

2.チューイングシートを使わないと治療がうまく進まない

では、『チューイングシートを使用しないとどうなるか?』というところについてお話しします。

チューイングシートをあまり使用しないと、特に前歯のあたりにアンフィットを起こし治療が計画通りいかなくなります

『アンフィット』というのはマウスピースの動きに歯がついてこなくなることなのですが、それが起きると下の写真のようになります。

先ほどお話ししたようにマウスピースは意識しなくても奥歯は噛み合わせの力が加わります。

でも前歯はよほど意識して噛まない限り当たりません。

なので、チューイングシートを使用しないと、
奥歯は適合がすごくいいから計画通り動いているけど、前歯は浮いてくるというような状況が生じます。

起こりやすい部位は一番前の2本の歯の横、側切歯と言われる歯の部分のずれが起きることが多いので、特にこの歯は注意してください。

なのでここはぜひ頑張ってしっかりとチューイングシートを使って、治療計画が崩れないように噛んで下さい。

3.どのようにチューイングシートを使用すればいいか?

チューイングシートの使用方法に関しては基本的に毎回のアライナー装着時に5分程度しっかり噛んでもらうことをおススメしています。

特にアライナーを交換して3日というのは特に力のかかりやすい時期で、ここをミスってしまうと計画のずれが大きくなりやすいので、このタイミングは特にこの部分を守ってほしいです。

クリニックによっては『付けるたびに10分噛んでください!』とか言ったりもするんですが、基本的に絶対に皆さん守られないので、特に時間の取れそうな夕飯後なんかに何かしながらでいいので噛んでいてください。

先ほどお話ししたみたいに、臼歯は勝手に適合良くなるので、奥歯でばかり噛まずに全体で均一に噛むようにして下さい。

特に歯列の乱れの大きい人はかなり適合が悪くなりやすいのでより意識して、しっかり噛むようにしていてください。

これを守っていただけていればかなりマウスピース矯正はうまく行きやすくなりますので、ぜひ頑張って見てください。

矯正が進めば進むほど痛みも少なく、マウスピースの着脱も簡単になりますので少しずつ頑張っていきましょう。


はい、ということで今日はアライナーの着脱とチューイについての内容でお話しました。

では今日はこれで終わります。

健やかにお過ごしください。

姫路スマイルデンタルオフィスでした。

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